明治9年、宗教と文化への関心から来日したフランスの実業家ギメ。憧れの地を人力車で駆け巡り、近代日本の目覚めを体感するとともに、消えゆく江戸の面影に愛惜を募らせてゆく。茶屋娘との心の交流、浅草や不忍池に伝わる奇譚、料亭の宴、博学な僧侶との出会い、そして謎の絵師・河鍋暁斎との対面――。のちに東洋学の拠点となる美術館の創始者が軽妙な筆致で綴った紀行を新訳。詳細な解説、同行画家レガメの挿画を収録する。(出版社の紹介文)
解説・尾本圭子
筆者:エミール・ギメ 岡村嘉子/訳 フェリックス・レガメ/絵
発行年:2019年
発行元:KADOKAWA
サイズ:文庫本
製本仕様:ソフトカバー
状態:カバーにスレ、ヨレあり。本体の状態は良好です。
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