貴子と永遠子。葉山の別荘で、同じ時間を過ごしたふたりの少女。最後に会ったのは、夏だった。25年後、別荘の解体をきっかけに、ふたりは再会する。ときにかみ合い、ときに食い違う、思い出。縺れる記憶、混ざる時間、交錯する夢と現。そうして境は消え、果てに言葉が解けだす―。やわらかな文章で紡がれる、曖昧で、しかし強かな世界のかたち。小説の愉悦に満ちた、芥川賞受賞作。。(出版社紹介文より)
筆者:朝吹真理子
発行年:2013年
発行元:新潮社
サイズ:文庫サイズ
製本仕様:ソフトカバー
状態:カバーにスレ、ヨレあり。本文の状態は良好です。
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