日本海側の小さな町はずれにある砂丘。防砂林でかこまれた砂丘は、砂の流れをせきとめられ、少しずつ死にかけている。その砂丘の奥深いところで静かに進行している砂の動き、砂の意識…。そして、砂丘が発信する何かを感じとる人たち。盆栽を作る少年、盲目のその姉、美しい女装の男など。宇宙の新しい意識への夢想、自然と人間の意識の関係を戦慄的に描く長編。(出版社紹介文より)
第22回谷崎潤一郎賞受賞作。解説・池澤夏樹
筆者:日野啓三
発行年:1990年
発行元:中央公論新社
サイズ:約 106x152x11mm
製本仕様:ソフトカバー
状態:一般的な古本。
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文庫本は小口の研磨がおこなわれているものがあります。
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