瀬戸内海のある小島の宿で病を養う青年が藤さんという若い女に会う。女は淡き2日の語らいに、千鳥の柄の緋の紋羽二重の片袖を形見に残して知らぬ間にいなくなる。どこへ行ったのかわからない。この唯美的・浪漫的な作品「千鳥」(明治39年作)は漱石の讃辞を浴びた。(出版社紹介文より)
表題作をはじめ「山彦」「おみつさん」「烏物語」「黒髪」の5編収録。
筆者:鈴木三重吉
発行年:1993年
発行元:岩波書店
サイズ:約 106x150x8mm
製本仕様:ソフトカバー
状態:一般的な古本。本体僅かにヤケあり。
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文庫本は小口の研磨がおこなわれているものがあります。
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