父、檀一雄の思い出は、昔の家の記憶と共に蘇る。原稿に行き詰まった父が夜中に料理をしていた台所。友人坂口安吾を居候させていた書斎。父お手製の竹馬で遊んだ庭―。父は亡くなり、家は建て直された。現在暮らす家の煩雑な悩みは尽きることがない。
けれど私の中には「生活すること」を愛した父の魂が息づき始めている―。深い共感と切ない郷愁を誘う、“家”にまつわるエッセイ集。(出版社紹介文より)解説・中村好文
筆者:檀ふみ
発行年:2006年
発行元:新潮社
サイズ:約 106x150x10mm
製本仕様:ソフトカバー
状態:一般的な古本。
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