幸か不幸か生まれながらのテレパシーをもって、目の前の人の心をすべて読みとってしまう可愛いお手伝いさんの七瀬――彼女は転々として移り住む八軒の住人の心にふと忍び寄ってマイホームの虚偽を抉り出す。人間心理の深層に容赦なく光を当て、平凡な日常生活を営む小市民の猥雑な心の裏面を、コミカルな筆致で、ペーソスにまで昇華させた、恐ろしくも哀しい本である。(出版社紹介文より)
後に続篇も書かれ、テレビドラマ化もされた「七瀬シリーズ」最初のものです。カバー・真鍋博 解説・植草甚一
筆者:筒井康隆
発行年:1977年
発行元:新潮社
サイズ:約 106x150x11mm
製本仕様:ソフトカバー
状態:カバーにスレ、キズ、ヨゴレあり。本体ヤケ強め。通読に問題はありません。
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文庫本は小口の研磨がおこなわれているものがあります。
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