孤高を愛する人(と猫)のための、少しくせものな≪猫≫短篇集。
1982年発行の≪猫≫をテーマにしたアンソロジー『猫は神さまの贈り物』を<小説編>、<エッセイ編>に分冊。
さらに新たな作品を追加し改訂復刊!
森茉莉、谷崎潤一郎、小松左京、木村荘八など、読書家垂涎の個性派作家たちが描く、
一癖も二癖もある≪猫≫と、それを取り巻く少しあまのじゃくな人間たち。
読後はまるで、心の深部を猫の舌でざらりと舐められたような、ひりっと不思議な味わい。
本改訂版<小説編>には室生犀星の詩を新たに収録。
【収録作品】(掲載順)
■森茉莉 『黒猫ジュリエットの話』
■吉行理恵 『雲とトンガ』
■室生犀星 『猫のうた』 『愛猫』
■佐藤春夫 『猫と婆さん』
■小松左京 『猫の首』
■梅崎春生 『大王猫の病気』
■宮沢賢治 『どんぐりと山猫』
■金井美恵子 『暗殺者』
■星新一 『ネコ』
本改訂版<エッセイ編>では寺田寅彦や昭和初期の動物心理学者・黒田亮などの隠れた名エッセイを新たに収録。
【収録作品】(掲載順)
■谷崎潤一郎 『猫と犬』『猫──マイペット』
■奥野信太郎 『養猫記』
■木村荘八 『我猫記』『私の猫達』
■寺田寅彦 『舞踊』
■大佛次郎 『お通夜の猫』『山寺の猫』『ここに人あり』
■豊島与志雄 『猫性』
■白石冬美 『桃代の空』
■吉行淳之介 『モテる系統のネコ』
■長部日出雄 『家なき猫たち』
■山本容朗 『ネコと戌年作家』『ネコ派』
■熊井明子 『私の猫がいない日々』
■夏目漱石 『猫の墓』
■中村眞一郎 『私の動物記・猫』『猫の災難』
■柳田國男 『猫の島』
■山崎朋子 『わが家のライオン』『猫の引っ越し』
■黒田亮 『猫にマタタビの誘惑』
■島津久基 『銀の猫』
人気美術家・ミヤケマイの木版画によるカバーも美しい、頬ずりして愛でたくなる珠玉の2冊!
紙の本を読む楽しみを、まずはお手軽なソフトカバーで。(出版社紹介文より)
著者:山本容朗/編
発行年:2014年
発行元:有楽出版社
サイズ:約187x130x16mm<小説編>15mm<エッセイ編>
製本仕様:ソフトカバー
状態:一般的な古本。<小説編>の裏表紙にシミがあります。<エッセイ編>の小口は研磨されているようです。
*状態につきましては、正確な情報を記するように心がけていますが、すべて店主の主観による判断になります。
お客様のご判断とのずれが生じる可能性がございます。
古本の味わいとしてご理解の上ご注文下さいます様お願い致します。