倉多江美のまんが世界には一種独特の香気が立ちこめている。それは、秀れた短編小説を読むときに味わう醍醐味だいごみに似て、読者に豊饒ほうじょうな精神の高揚と充足をもたらしてくれる。彼女は人生の機微きびと哀歓あいかんを軽妙な筆致ひっちで語りかけるが、そこに一筋鮮烈せんれつに燦きらめく硬質な光を見るだろう。(カバー袖作品解説より)
カバーイラストが初期と後期で違っています。こちらは初版なので初期のものとなります。表題作のほか全9編収録。
著者:倉多江美
発行年:1977年
発行元:白泉社
サイズ:約 175x115mm(新書判タイプ)
製本仕様:ソフトカバー
状態:カバーヨゴレ、背ヤケ。天地小口に経年のヤケ、シミあり。読む分には問題ありません。
*状態につきましては、正確な情報を記するように心がけていますが、すべて店主の主観による判断になります。
お客様のご判断とのずれが生じる可能性がございます。
コミックスは小口の研磨がおこなわれているものがあります。
古本の味わいとしてご理解の上ご注文下さいます様お願い致します。