「幸福は一夜おくれて来る。幸福は、―」。女性読者から送られてきた日記をもとに、ある女の子の、多感で透明な心情を綴った表題作。名声を得ることで破局を迎えた画家夫婦の内面を、妻の告白を通して語る「きりぎりす」、情死した夫を引き取りに行く妻を描いた「おさん」など、太宰がもっとも得意とする女性の告白体小説の手法で書かれた秀作計14篇を収録。
作家の折々の心情が色濃く投影された、女の物語。(出版社紹介文より)解説・小山清
筆者:太宰治
発行年:1992年
発行元:角川書店
サイズ:約 106x148x10mm
製本仕様:ソフトカバー
状態:一般的な古本。
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