破滅への衝動を持ちながらも“恋と革命のため”生きようとするかず子、麻薬中毒で破滅してゆく直治、最後の貴婦人である母、戦後に生きる己れ自身を戯画化した流行作家上原。没落貴族の家庭を舞台に、真の革命のためにはもっと美しい滅亡が必要なのだという悲壮な心情を、四人四様の滅びの姿のうちに描く。昭和22年に発表され、“斜陽族”という言葉を生んだ太宰文学の代表作。(出版社紹介文より)
解説・奥野健夫/柄谷行人
筆者:太宰治
発行年:1990年
発行元:新潮社
サイズ:約 106x150x8mm
製本仕様:ソフトカバー
状態:一般的な古本。カバーにキズ、シワあり。本文少しヤケあり。
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