小説好きの五人兄妹が順々に書きついでいく物語のなかに、五人の性格の違いを浮き彫りにするという立体的で野心的な構成をもった「ろまん燈籠」。太平洋戦争突入の日の高揚と虚無感が交錯した心情を、夫とそれを眺める妻との画面から定着させた「新郎」「十二月八日」。日本全体が滅亡に向かってつき進んでいるなかで、曇りない目で文学と生活と戦時下の庶民の姿を見つめた16編。(出版社紹介文より)
解説・奥野健夫
筆者:太宰治
発行年:2004年
発行元:新潮社
サイズ:約 106x150x10mm
製本仕様:ソフトカバー
状態:一般的な古本。カバーにキズ、ヨレ、シワあり。本文は使用感少なめです。
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文庫本は小口の研磨がおこなわれているものがあります。
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