親友を裏切って恋人を得たが、親友が自殺したために罪悪感に苦しみ、自らも死を選ぶ孤独な明治の知識人の内面を描いた作品。鎌倉の海岸で出会った“先生”という主人公の不思議な魅力にとりつかれた学生の眼から間接的に主人公が描かれる前半と、後半の主人公の告白体との対照が効果的で、“我執”の主題を抑制された透明な文体で展開した後期三部作の終局をなす秀作である。(出版社紹介文より)
2009年の「新潮文庫の100冊」での限定Specialカバーです。解説・江藤淳/三好行雄
筆者:夏目漱石
発行年:2009年
発行元:新潮社
サイズ:約 106x150x13mm
製本仕様:ソフトカバー
状態:一般的な古本。カバーにキズ、シワあり。
*状態につきましては、正確な情報を記するように心がけていますが、すべて店主の主観による判断になります。
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文庫本は小口の研磨がおこなわれているものがあります。
古本の味わいとしてご理解の上ご注文下さいます様お願い致します。