伝説の幻獣グリフォンや食人鬼マンドレイクが徘徊する十三世紀初頭、少年十字軍に憧れる二人の少年は、天使とも見まごう少女に廃墟で出会った。その邂逅が若者たちを冒険の旅へと誘ったのだが……「薔薇の荘園」。伝説上のローマ建設者ロムルス、レムス兄弟の悲しき運命を牧羊神が詩情溢れる口調で語る「火の鳥はどこに」、紀元前五世紀のペルシアを舞台に、王后にほのかな恋心をよせる小人の意外な運命を描いた「ヴァシチ」など、幻想の詩人トマス・バーネット・スワンが、歴史と神話、現実と夢想のはざまを彷徨し、青春の愛と友情を見事に謳いあげた珠玉の中篇集。(出版社紹介文より)
カバーは萩尾望都です。
筆者:トマス・バーネット・スワン 風見潤/訳
発行年:1977年
発行元:早川書房
サイズ:約 106x153x13mm
製本仕様:ソフトカバー
状態:一般的な古本。カバー下部に小さなヤブレあり。
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文庫本は小口の研磨がおこなわれているものがあります。
古本の味わいとしてご理解の上ご注文下さいます様お願い致します。