ユーモアと明るい笑いの作家ディケンズ(一八一二―七〇)の世界も短篇に目を転ずると相貌を一変する。自らの血に流れる狂気を自覚した男が妻を殺害するに至る「狂人の手記」、実直な鉄道員が幽霊の発する警告に怯える「信号手」など、人間の暗い異常な心理を追究した作品を中心に、幻想的作風の短篇も加え十一篇を収録する。
筆者:チャールズ・ディケンズ 小池滋・石塚裕子/訳
発行年:1991年
発行元:岩波書店
サイズ:文庫判
製本仕様:ソフトカバー
状態:カバーにスレ、ヨレあり。本体ヤケ、少し波打ちあり。通読に支障はありません。
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