少女モイラは美しい悪魔だ。生まれ持った天使の美貌、無意識の媚態、皮膚から放つ香気。薔薇の蜜で男達を次々と溺れ死なせながら、彼女自身は無垢な子供であり続ける。この恐るべき可憐なけものが棲むのは、父親と二人の濃密な愛の部屋だ―。大正時代を背景に、宝石のような言葉で紡がれたロマネスク。(出版社紹介文より)
解説・矢川澄子
筆者:森茉莉
発行年:2001年
発行元:筑摩書房
サイズ:約 106x148x21mm
製本仕様:ソフトカバー
状態:一般的な古本。カバーにシワ、スレ、背少し色褪せあり。
*状態につきましては、正確な情報を記するように心がけていますが、すべて店主の主観による判断になります。
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文庫本は小口の研磨がおこなわれているものがあります。
古本の味わいとしてご理解の上ご注文下さいます様お願い致します。