明治33年、15歳の菊地加根は九州から東京の森の学園・日本女学院に入学した。恋愛、友情、嫉妬―「新しい女性」の理想を掲げた自由な校風の下、加根を取りまく女学生たちの青春の姿が細やかに描きだされ、明治の群像が瑞々しく蘇る。女性たちの自立への歩みであると同時に、幕末から明治30年代に至る文化史でもある豊潤なロマネスク小説。近代日本の百年を生きた著者の畢生の大作。(出版社紹介文より)
解説・篠田一士
筆者:野上弥生子
発行年:1996年
発行元:新潮社
サイズ:約 106x150x21mm
製本仕様:ソフトカバー
状態:カバーにスレ、キズあり。一般的な古本です。
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