刺青の男 (ハヤカワ文庫NV) レイ・ブラッドベリ 小笠原豊樹/訳

550円(税50円)

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その大男は暑い日なのにウールのシャツを着、胸もとから手首まできっちりボタンをかけていた。男は全身に彫った18の刺青を、18の秘密の物語を隠していたのだ。夜、月あかりを浴びると刺青の絵は動きだし、あえかな劇を、未来の劇を、18の物語を演じだすのだった……。刺青の男とは、重苦しい過去と、それ以上に重苦しいかもしれぬ未来とを一身に背負った人類である。この18の短篇は、宇宙旅行、原水爆、童心、宗教、宇宙人の侵入、人種問題などをテーマにした詩的で劇的な物語である。幻想と詩情にみちた最も美しい、最も異様な短篇集!(出版社紹介文より)
「プロローグ 刺青の男」「草原」「万華鏡」「形勢逆転」「街道」「その男」「長雨」「ロケット・マン」「火の玉」「今夜限り世界が」「亡命者たち」「日付のない夜と朝」「狐と森」「訪問者」「コンクリート・ミキサー」「マリオネット株式会社」「町」「ゼロ・アワー」「ロケット」「エピローグ」以上「プロローグ 刺青の男」と「エピローグ」にはさまれた全18編の短編を収録。
なお、『マリオネット株式会社』のみ福島正実氏の訳である。(訳者「ブラッドベリおぼえがき」より)

筆者:レイ・ブラッドベリ 小笠原豊樹/訳

発行年:1976年

発行元:早川書房

サイズ:約 106x153x12mm

製本仕様:ソフトカバー 

状態:経年並みの一般的な古本。本体小口ヤケやや強め。

*状態につきましては、正確な情報を記するように心がけていますが、すべて店主の主観による判断になります。
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文庫本は小口の研磨がおこなわれているものがあります。

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